SideFX Houdini 13 32-64bit 3Dアニメ 特殊効果ソフトウェア

¥22,000

Houdini 13は、折り曲げと破壊エフェクト用の有限要素法ソルバの搭載に加え、既存のダイナミクス ワークフローに統合されたマルチスレッド対応の新パーティクルアーキテクチャ、膨大なデータセットの効率処理を可能にした新ライティングワークフローを提供します。

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説明

ソリッドオブジェクト | 有限要素

有限要素法ソルバは、ソリッド形状へのストレスを解析し、各形状を折り曲げるか、あるいは破壊します。この新ソルバは、リアルな破壊ショットやソフトボディの体積保持に最適です。

「Houdini 13には有限要素法ソルバ以上のものがあります。」Vetor Zeroでエフェクト アニメータを務めるファビアーノ・バーリン氏は述べています。「有限要素がHoudiniの残りの部分とつながっているということです。つまり、パーティクルを放出し、その摩擦によって熱を生成し、それが発火を引き起こし、結果としてソリッド形状の膨張や破壊を有限要素法ソルバで表現することができるのです。」

新しいパーティクルワークフロー

新しいパーティクル アーキテクチャはダイナミクスのコンテキストに完全に統合され、他のシミュレーションツールとのシームレスな連携が可能です。このVEXに基づいたフレームワークはマルチスレッド化されており、最大10倍の処理速度向上が図れるだけでなく、結果をキャッシュすることでタイムライン上でのスクラブ操作が実現できます。さらに、3Dボリュームを基にパーティクルをコントロールするAxis Forceといった、新しいパーティクル ツールやフォースも追加されています。

ライティングとレンダリング

Houdini 13の新しいライティング ワークフローは、膨大なデータセットを効率的に管理するために構築されました。この新たなワークフローは、Houdiniの新しいPacked Primitive (パックプリミティブ) オブジェクトに加え、Alembicファイル内のオブジェクトやグループにマテリアルやライトをアサインする際に役立つ新しいデータツリービューを装備しています。このワークフローはリニアで、かつそのまま稼働させることが可能で、Mantraの画質やパフォーマンスの向上と相まって、強力で信頼性の高いライティング ソリューションを提供します。

「広範なテストの結果、我々はHoudiniを単一のライティングプラットフォームとし、そしてMantra PBRを今後のCG映画製作用のレンダラーとして選択しました。さらに、Alembic を主要形状変換フォーマットと使って、Houdiniを弊社のパイプラインに統合しました。」とReel FXで製作技術ディレクタを務めるバート・ヴァンブランデ氏は述べています。「MantraのPBR (物理ベースレンダリング) は、高い画質、直感的なライティングワークフロー、そして形状、エフェクト、ファーを単一パッケージでレンダリング可能なソリューションです。レンダリングの速度とメモリの低使用量にも感心させられました。ワークフロー上での利点に加え、Side Effectsの質の高いサポートがこの技術をバックアップしています。」

Open Standards

Houdiniは引き続き業界標準機能をサポートし、複数アプリケーション環境下で作業するアーティストを支援します。ILMによるOpenEXR 2がサポートされ、Mantraのレンダリング結果をNuke内でディープ合成することが可能になりました。Houdini 13ではさらに、PixarによるOpenSubdivを搭載し、ビューポート上のサブディビジョン表示や、ジオメトリレベルでの細分化、Mantraへのネイティブ統合、クリースウェイトのサポートを実現しています。

またDreamWorks AnimationによるOpenVDBとの統合も進化を続け、新しいパーティクル流体サーフェサーの高速化と高メモリ効率性において主要な役割を果たしています。

Bullet | Fluids | Ocean FX

新機能満載の今回のリリースではBulletソルバも強化され、大幅な高速化と、拡張性や精度の向上が図られています。また、このソルバはほとんどの形状タイプをそのままサポートしており、ポイント単位での操作すら可能です。HoudiniのFLIP流体とOcean FXツールは、新Mistソルバや、海洋面にFLIPシミュレーションの追加が可能なSplash Tank (スプラッシュ タンク) 、新しいシェルフツール、高速化された新流体サーフェサーなどを搭載、進化し続けています。