MSC Nastran 2020 64bit(構造解析ソフトウェア)

¥22,000

MSC Nastran 2020 新機能および強化された機能は、以下のとおりです。

数値解析とハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)の機能強化

自動部分モード合成法(ACMS)の高速化:ACMSにおけるグローバル変換マトリクス計算が高速化されました。
CASI反復ソルバーの適用範囲の拡張:従来の線形静解析に加え、無拘束の慣性リリーフ解析にも、CASI反復ソルバーが使用できるように拡張されました。
GPUサポート機能の強化:V2019FP1におけるGPUサポート機能の強化に続き、V2020では、GPU計算にアウトオブコア処理機能を導入しました。
AVL EXCITE™インターフェースの計算効率の改善:関連計算モジュール等の改善により、より高速な計算ができるようになりました。

動解析の機能強化

周波数依存材料の更なる拡張:周波数依存の材料特性および強化された構造減衰に対して、温度依存の周波数をサポートしました。
多孔質弾性材料(PEM)機能の強化:データリカバリの改善、トリム連成定義の容易化、リスタートとSOL 108のサポートなどの強化が施されました。
AVL EXCITE™インターフェースに対する機能拡張:モーダル減衰をサポートしました。
Adams MNFインターフェースに対する機能拡張:外部スーパーエレメント(EXTSE)ベースのデータリカバリをサポートしました。
ローターダイナミクス機能の強化:ユーザー定義サブルーチンの機能強化により、複雑で現実的な動作を表現するベアリング特性とダンパーの統合を定義できるようになりました。

設計最適化解析(SOL 200)の機能強化

トポロジー最適化解析:積層造形のオーバーハング制約機能と、異方性3次元要素をサポートしました。
CASI反復ソルバーの適用:セグメント-セグメントの永久接着接触を含むモデルの最適化設計解析で、CASI反復ソルバーを使用できるようになりました。
ユーザー定義複合応答DRESP2入力の拡張:構造の剛性と固有周波数を最大化するためのインターフェースを拡張しました。
DRESP2ベータメソッドの改善:ロバスト性が向上しました。

陰解法非線形解析(SOL 400)の機能強化

形状初期不整機能:製造プロセスの誤差などを表す形状初期不整を考慮する機能が導入されました。
非線形座屈解析:弾塑性や大変形等の非線形効果を考慮する非線形座屈解析機能をサポートしました。
その他の機能強化:粘弾性材料の入力拡張、初期接触チェックの出力を強化しました。

疲労解析の機能強化

チャネルファイルのサポート改善:新しいTABLPRC入力を導入しました。
出力の改善:出力項目の追加と出力量の制限機能を導入しました。
多軸疲労解析の強化:クリティカルプレーン解析において角度増分を指定できるようになりました。
パフォーマンスの改善:デューティサイクル荷重を用いた時間域の疲労解析の計算パフォーマンスが大幅に向上しました。

その他の機能

CBUSHとCFAST要素:熱荷重が適用できるようになりました。
積層ソリッド要素とソリッドシェル要素:3次元積層複合材の使用拡大に伴い、これらのモデリングが必要になります。V2020では、積層ソリッド要素とソリッドシェル要素を線形解析ソリューションシーケンスにも使用できるようになりました。

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